節約術

待機電力を減らす設定|抜く家電・抜かない家電の見分け方

測定後に待機電力を減らしたい人向けに、テレビ、レコーダー、ゲーム機、通信機器の設定と、抜いてよい家電・機能を残す家電の見分け方を解説します。

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テレビ周辺の電源と待機機能を確認するチェックリスト

この記事で分かること

測定後に待機電力を減らしたい人向けに、テレビ、レコーダー、ゲーム機、通信機器の設定と、抜いてよい家電・機能を残す家電の見分け方を解説します。

この記事は、待機電力の大きい家電が分かった後に、機能を壊さず設定や電源の切り方を見直したい人向けです。まだ何W使っているか分からない場合は、先に家電の待機電力を測る手順で実測してください。

テレビやレコーダーは電源オフ中も番組表の取得や予約録画を行い、Wi-Fiルーターやゲーム機は通信を保つことがあります。待機電力を減らす基本は一律にプラグを抜くことではなく、使っていない待機機能を設定で止め、長期間使わない単機能の家電だけを抜くことです。

この記事では、テレビ台まわりを10分で点検する方法を紹介します。運転中の消費電力を見直したい方は、冷蔵庫・洗濯機の電気代も参考にしてください。契約容量そのものが合っているかは、契約アンペアの見直しで確認できます。

待機電力は「抜けば得」とは限らない

待機時消費電力とは、リモコンなどで電源を切った後も、コンセントにつながっている機器が使う電力です。ただし、待機中の役割は機器によって違います。

  • テレビやレコーダーは、番組表の取得、予約録画、ソフトウェア更新に備える
  • ゲーム機は、スリープ中のダウンロードや通信を続けることがある
  • Wi-Fiルーターは、スマート家電や見守り機器などの通信を支えることがある
  • 時計やタイマーのある家電は、時刻や予約内容を保つことがある

パナソニックのテレビに関する案内では、最近のテレビの多くについて、通常の待機時消費電力を0.1W~0.3W前後としています。一方で、番組表の受信や放送ダウンロードの際には、チューナーが一時的に動くとも説明しています。この数値は同社製品についての目安です。すべてのメーカーや型番に当てはまる値ではありません。

節約の判断では、次の3点を比べます。

  1. 自宅の型番では、待機中に何W使うか
  2. プラグを抜くと、どの機能が止まるか
  3. 再設定や抜き差しの手間に見合うか

待機時消費電力が小さい機器を毎日抜くより、消し忘れや使っていない高速起動を一つ減らすほうが効果の大きい場合があります。まずは設定を確認しましょう。

年間の電力量を自宅の条件で計算する

全国一律の「年間○円お得」という数字は使わず、自宅の条件で計算します。電力量単価は契約や地域などで変わるためです。

計算に使う値は、取扱説明書やメーカーの仕様表にある「待機時消費電力」です。「高速起動時」「ネットワーク待機時」などが別に書かれている場合は、現在使っている設定に合う値を選びます。

年間の待機電力量(kWh)= 待機時消費電力(W)× 1日の待機時間 × 365日 ÷ 1,000

年間の電気代 = 年間の待機電力量(kWh)× 自宅の電力量単価

たとえば、テレビを1日5時間見る家庭なら、待機時間は19時間として考えられます。次の表は、年間の電力量を比べるための計算例です。5Wの行は差を見やすくするための仮定であり、特定製品の実測値ではありません。

待機時消費電力1日の待機時間年間の待機電力量電気代の求め方
0.1W19時間約0.694kWh約0.694 × 自宅の単価
0.3W19時間約2.081kWh約2.081 × 自宅の単価
5W(比較用の仮定)19時間約34.675kWh約34.675 × 自宅の単価

24時間ずっと同じ値で待機すると仮定した上限例では、0.1Wは年0.876kWh、0.3Wは年2.628kWhです。実際のテレビは視聴中の時間を除いて計算します。また、番組表の取得などで一時的に消費電力が増える機種もあります。

自宅の単価は、電力会社の請求明細や料金メニューで確認してください。燃料費調整額などを含めた実際の負担は時期によって変わります。細かく計算できないときは、まず年間kWhが大きい機器から調べれば十分です。

テレビ・ゲーム機・ルーターを機器別に見分ける

テレビ台の機器は、一つの電源タップにまとまっていても役割が違います。一括で切る前に、設定変更で減らす物、通電を続ける物、長期不使用なら抜く物に分けます。

機器・状態先に確認すること基本の考え方
毎日使うテレビ無操作電源オフ、省エネ設定、予約録画プラグより先に設定を見直す
録画機能付きテレビ・レコーダー録画予約、番組表、外付けHDD、更新録画中や書き込み中は遮断しない
ゲーム機スリープ中の通信やダウンロード必要な通信だけを設定で選ぶ
Wi-Fiルーター固定電話、見守り機器、USB機器など接続先と型番別の停止手順を確認する
長期間使わない単機能の家電待機中の役割、説明書の注意問題がなければ抜く候補にする

テレビは無操作電源オフから確認する

最初に減らしたいのは、電源オフ後の小さな待機電力より、見ていないのに画面が点いたままの時間です。

ソニーの無操作電源オフの案内では、設定した時間を超えて操作がなければ、テレビの電源を自動で切る機能を紹介しています。設定画面の経路や選べる時間はモデルによって違います。

次の順番で確認してください。

  1. テレビの型番を本体背面や設定画面で確認する
  2. 取扱説明書で「無操作電源オフ」「自動電源オフ」「省エネ」などを探す
  3. 家族の視聴を邪魔しない時間を選ぶ
  4. 1週間使い、不便があれば時間を延ばすか元に戻す

高速起動やクイックスタートも確認候補です。起動を少し待っても困らないなら、標準または省エネ寄りの設定を選びます。設定名は機種ごとに違うため、型番別の取扱説明書を優先してください。

録画機能付きテレビは抜く前に予約を確認する

パナソニックは、テレビのプラグを長時間抜くと、番組表データや時刻情報を取得できないと案内しています。また、録画中に抜くと録画が中断し、本体HDDやUSB-HDDの故障原因になる場合があるとしています。プラグが抜けていれば、予約時刻になっても録画は始まりません。

すべてのテレビを常に通電するという意味ではありません。長期不在などで抜きたい場合は、予約録画、更新、外付けHDDの動作を確認し、自宅の型番に合う手順で止めます。

ゲーム機はスリープ中の通信を選ぶ

ゲーム機は、プラグを抜くか通電するかの二択ではありません。使わない通信だけを設定で減らせる場合があります。

任天堂のNintendo Switch本体更新の案内では、「スリープ中の有線インターネット接続の維持」をオンにすると常時接続し、購入したソフトなどをすぐにダウンロードできるとしています。オフにすると一定間隔での接続に変わり、消費電力が低下すると説明しています。

すぐにダウンロードを始めたい家庭は利便性を優先できます。急がない家庭は設定を見直せます。機能名や動作は本体の更新で変わることがあるため、2026-07-27時点の公式案内と現在の設定画面を確認してください。

Wi-Fiルーターは接続機器を先に確認する

ルーターの電源を切ると、家のWi-Fiだけでなく、接続している機器も通信できなくなります。固定電話、防犯、見守り、スマート家電などに関係していないかを確認してください。

USB用HDDなどをつないでいる場合は、いきなりルーターの電源を切らないでください。バッファローのWi-Fiルーター停止手順では、増設機器を取り外して電源を切ってから、ルーターを停止するよう案内しています。

夜だけ切ってよいかは、ルーターの型番と利用中のサービスで変わります。通信機器をまとめたタップを一括で切らず、通信会社とメーカーの説明書を確認しましょう。

抜く候補は長期間使わない物に絞る

抜く候補は、待機中に必要な役割がなく、しばらく使わない機器です。たとえば、季節外の扇風機や長期間使わないオーディオ機器などが考えられます。

ただし、機器ごとに保管方法や注意事項が違います。次の条件をすべて確かめてから外します。

  1. 運転、充電、録画、更新、データの書き込み中ではない
  2. 時計、予約、通信など、残したい機能が止まらない
  3. 取扱説明書に電源を抜く際の禁止や特別な手順がない
  4. 家族が使う予定を共有できている

電源タップは節約より先に安全を確かめる

スイッチ付き電源タップを使うと、長期間使わない機器だけをまとめて切れます。しかし、スイッチがあるだけで安全になるわけではありません。

NITE(製品評価技術基盤機構)のテーブルタップ事故情報には、最大1500Wのタップへ、1000Wの電気ストーブと700Wの電気カーペットをつなぎ、内部が異常発熱して焼損した事例があります。待機電力が小さいテレビ台でも、別の高出力家電を足すと定格を超えるおそれがあります。

電源タップは次の順番で点検します。

  1. タップ本体の「合計○Wまで」という表示を確認する
  2. つなぐ機器の最大消費電力を仕様表で調べて合計する
  3. プラグを奥まで差し、隙間がないかを見る
  4. プラグと差込口のほこりを、電源を外した状態で定期的に除く
  5. コードが家具の下で踏まれたり、扉に挟まれたりしていないかを見る
  6. 変色、焦げたにおい、異常な熱、ひび割れがあれば使用をやめる

「テレビ・録画機器・ルーター」と「長期間使わない機器」を同じスイッチで切らないことも大切です。切ってよい区画だけを分ければ、録画や通信を止める失敗を減らせます。

よくある質問

テレビのコンセントは毎晩抜いたほうが得ですか?

一律には勧められません。最近のテレビには、通常の待機時消費電力が小さい製品があります。プラグを抜くと、番組表の取得や予約録画が止まる機種もあります。型番の仕様表と利用中の機能を先に確認し、無操作電源オフなどの設定から見直してください。

0.1Wや0.3Wの待機電力は年間でどのくらいですか?

24時間ずっと同じ電力で待機すると仮定すると、0.1Wは年0.876kWh、0.3Wは年2.628kWhです。実際は視聴時間を差し引きます。年間の電気代は、このkWhに自宅の電力量単価を掛けて求めてください。

ゲーム機はスリープのままでも節電できますか?

設定で消費を抑えられる場合があります。Nintendo Switchでは、スリープ中の有線インターネット接続を常時維持するか、一定間隔の接続にするかを選べます。すぐにダウンロードしたいかを家族で決め、現在の本体設定と公式案内を確認してください。

Wi-Fiルーターは夜だけ電源を切っても大丈夫ですか?

一律には判断できません。見守り機器、スマート家電、固定電話、USB用HDDなどがつながっていないかを確認します。停止する場合も、自宅の型番の取扱説明書にある順番を守ってください。

スイッチ付き電源タップなら安全に節電できますか?

スイッチの有無だけでは判断できません。接続機器の合計消費電力がタップの定格以下かを確認します。プラグの差し込み、ほこり、コードの傷みも定期的に点検してください。

本文の数値は2026-07-27 時点の公式案内をもとにしています。製品の仕様も料金も変わるため、最新は各社の公式サイトでご確認ください。

公式一次情報

確認日: 2026-07-27

まとめ

待機電力対策は、節約額だけでなく、止まる機能と安全を一緒に見ることが大切です。家中のプラグを抜く必要はありません。今日はテレビ台だけを、次の3つの順番で点検してみましょう。

  • テレビの型番を控え、待機時消費電力と無操作電源オフの設定を確認する
  • 録画、更新、ゲーム機の通信、ルーターの接続機器を分け、止めて困る物を残す
  • 長期間使わない機器だけを抜く候補にし、電源タップの定格、ほこり、傷みを点検する

最初の一歩は、テレビ1台の設定確認だけで十分です。変更した設定をメモしておけば、不便だったときも元に戻せます。

ワットモニターで数値まで確かめる場合は、家電の待機電力を測って減らす方法へ進めます。

作成情報:著者は、せつやく暮らし帖編集部(匿名)です。2026-08-23にテレビ、ゲーム機、ルーターの待機機能と安全注意を公式資料で再確認しました。計算表は仮定値で、特定製品の実測ではありません。一次情報5件。商品リンクを含む場合は広告ですが、抜いて失う機能を先に示しています。