節約術

使える給付金・支援制度の調べ方7手順

自分や家族が使える給付金、助成、減免を探す7手順を解説。自治体サイトの探し方、比較票、必要書類、期限の確認方法まで分かります。

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リーフレットの上の虫めがねと鉛筆

この記事で分かること

自分や家族が使える給付金、助成、減免を探す7手順を解説。自治体サイトの探し方、比較票、必要書類、期限の確認方法まで分かります。

「収入が減った」「医療費や家賃の負担が重い」「子どもが生まれた」。そんな変化があったときは、給付金だけでなく、助成、手当、減免、免除、猶予も調べてみましょう。

支援制度は、住んでいる地域や世帯の状況で変わります。申請しないと利用できない制度もあります。一方で、検索結果に出た制度を自分が使えるとは限りません。

この記事では、2026-07-27に確認した公式情報をもとに、候補を探して申請するまでの7手順を説明します。最後に、そのまま使える確認票も用意しました。受給できるかどうかは、各制度の公式ページや担当窓口で確認してください。

最初に家族と家計の変化を1枚に整理する

制度名を知らなくても、調べ始めることはできます。まずは「いつ、何に困り始めたか」を1枚に書きましょう。

たとえば、「6月に退職した」「子どもが生まれた」「通院が増えた」「家賃の支払いが難しくなった」などです。家族に複数の変化があれば、1つに絞る必要はありません。

次の表を使うと、検索する言葉を見つけやすくなります。

困りごと・変化検索に足す言葉の例最初に確認する窓口の例
妊娠・出産・子育て手当、医療費助成、保育料、就学援助子育て、こども、教育
病気・けが・障害高額療養費、医療費助成、傷病手当保険年金、福祉
失業・休業・収入減雇用保険、生活相談、保険料免除生活相談、保険年金
家賃・住まい家賃、住居確保、住宅改修、転居生活相談、住宅
税金・保険料減免、免除、納付猶予、分割相談税、保険年金
電気・ガス・物価高料金支援、省エネ補助、低所得世帯総合案内、福祉
介護・高齢介護用品、住宅改修、利用料軽減介護保険、高齢福祉

相談や申請に備えて、次の内容もメモします。

  • 住んでいる市区町村
  • 世帯人数と家族の年齢
  • 収入が変わった時期と理由
  • 加入している健康保険
  • 支払いが難しい費用
  • すでに相談した窓口

検索欄へ、氏名、住所、口座番号などを入れる必要はありません。このメモは、公式サイトで条件を見比べるときや、窓口で状況を伝えるときに使います。

子育て支援は、市町村ごとに内容が異なる場合があります。こども家庭庁「制度の概要等」では、地域子ども・子育て支援事業を、市町村が地域の実情に応じて行うと説明しています。国の制度だけで終わらせず、市区町村の案内も確認する理由の1つです。

自分が使える支援制度を調べる7手順

1. 困りごとを複数の言葉に言い換える

「給付金」だけで検索すると、現金を受け取る制度以外を見落としやすくなります。

  1. 困りごとを「仕事」「住まい」「家計」「子育て」「医療」「税・保険料」に分けます。
  2. それぞれに「支援」「助成」「手当」「補助」を足します。
  3. 支払いが難しいときは「減免」「免除」「猶予」「分割相談」も試します。

たとえば、退職後に家賃と国民年金の支払いが難しい場合は、「退職 給付金」だけでは足りません。「自治体名 家賃 支援」と「国民年金 免除 失業」のように分けて探します。

2. 市区町村の公式サイトを起点にする

検索結果には、古い制度や公式ではない解説も混ざります。まず、住んでいる市区町村の公式サイトを見つけましょう。

自治体の正しい入口が分からないときは、J-LIS「全国自治体マップ検索」から市区町村のホームページへ進めます。この一覧ページに記載された更新日は2020年7月10日です。リンク先へ移動したら、自治体サイトの現在のページかどうかを改めて確認してください。

検索は次の順番で行います。

  1. 検索エンジンで「市区町村名+困りごと+支援」と入力します。
  2. 市区町村の公式サイト内検索でも同じ言葉を試します。
  3. 「助成」「手当」「補助」「免除」「減免」「猶予」へ言い換えます。
  4. 都道府県の公式サイトでも同じ内容を探します。
  5. 候補ページの対象年度、更新日、申請期限、担当窓口をメモします。

ページが残っていても、受付が終わっている場合があります。「令和○年度」「受付終了」「予算上限」などの記載も見てください。

3. マイナポータルの「さがす」でも確認する

マイナポータルでは、市区町村と検索条件を選び、地方公共団体の手続を探せます。結果一覧から、手続の詳細も確認できます。

ただし、検索や申請の対象となる手続は、自治体によって異なります。マイナポータルのよくある質問にも、地方公共団体向けの対象手続は自治体により異なると案内されています。

そのため、次の2つは同じ意味ではありません。

  • 検索結果に出ない=制度がない
  • 詳細が見つかる=オンラインだけで申請が完了する

マイナポータルで見つからないときも、自治体サイトと担当窓口を確認しましょう。電子申請できるかどうかは、個々の手続詳細で確かめます。

4. 国や公的機関のページで制度の元情報を見る

候補の分野が分かったら、国や公的機関の公式ページを確認します。制度の目的、対象、申請方法を知るためです。

たとえば、国民年金保険料の支払いが難しいときは、日本年金機構「国民年金保険料の免除制度・納付猶予制度」を確認できます。2026年4月1日更新の同ページでは、免除と納付猶予の対象、所得基準、申請可能期間、必要書類などを案内しています。

ただし、国の説明を読んだだけで受給や承認が決まるわけではありません。申請先、対象期間、最新の必要書類まで確認してください。

5. 候補を比較票へ書き出す

見つけた制度を、頭の中だけで比べるのは大変です。1制度につき1行で記録しましょう。

確認項目書く内容
制度名公式ページにある正式名称
支援内容給付、助成、減免、免除、猶予、相談など
対象個人か世帯か、年齢、居住地、仕事の状況
所得・資産誰の所得や資産を判定するか
対象期間どの時期の費用や状態が対象か
申請期限必着か、消印有効か、終了時刻があるか
申請先市区町村、年金事務所、相談機関など
提出方法窓口、郵送、オンライン
必要書類公式案内に書かれた書類
併用ほかの制度と一緒に使えるか
確認記録ページ更新日、確認日、問い合わせ先

空欄があっても構いません。分からない項目は、窓口で聞く質問になります。

6. 必要書類は制度ごとの案内で確認する

本人確認書類、収入が分かる書類、通帳などが必要になる制度はあります。しかし、すべての制度に共通する必須書類ではありません。

住居確保給付金を例にすると、厚生労働省「住居確保給付金:手続きの流れ」では、次の資料を例示しています。

  • 本人確認ができる書類
  • 世帯の収入を確認できる書類
  • 世帯の預貯金を確認できる書類
  • 離職、廃業、就労機会の減少を確認できる書類

同ページには、状況に応じて追加書類を求める場合があるとも書かれています。これは住居確保給付金の例です。別の制度へそのまま当てはめないでください。

書類を集める前に、次の3点を確認すると手戻りを減らせます。

  1. 原本と写しのどちらが必要か
  2. 発行から何か月以内などの条件があるか
  3. 自分で用意する書類と、窓口で受け取る様式はどれか

7. 提出前に再確認し、控えを残す

制度は、内容や期限が変わることがあります。提出する日にも、公式ページか担当窓口で受付状況を確認しましょう。

  1. 対象年度と申請期限を見直します。
  2. 郵送は「必着」か「消印有効」かを確認します。
  3. オンライン申請は受付終了時刻を確認します。
  4. 提出書類の写しを残します。
  5. 提出日、窓口名、受付番号を記録します。
  6. 追加書類や不備の連絡を見落とさないようにします。

申請開始前の支出が対象外になる制度もあります。予算に達すると受付を終える制度もあります。支払いを済ませてから調べるのではなく、候補を見つけた段階で窓口へ確認することが大切です。

現金給付だけでなく免除・猶予・相談支援まで探す

家計を助ける方法は、現金給付だけではありません。毎月の支出を減らす制度や、支払いを待ってもらう制度もあります。

支援の形家計への働き方検索語の例
給付・手当お金を受け取る給付、手当
助成・補助対象費用の一部を支えてもらう助成、補助
減免・免除税や保険料などの負担を減らす減免、免除
猶予支払いの時期を待ってもらう納付猶予、支払猶予
現物・サービス品物や支援サービスを利用する食料支援、介護用品、相談
相談支援仕事、住まい、家計を一緒に整理する自立相談、家計改善

国民年金保険料の免除には、全額、4分の3、半額、4分の1の区分があります。納付猶予には年齢や所得などの条件があります。日本年金機構の2026年4月1日時点の案内では、申請時点から2年1か月前までの期間を申請できるとされています。

免除や猶予は、単に「払わなくてよい」という意味ではありません。将来の年金額への反映が異なります。未納のままにせず、対象、申請方法、将来への影響を公式ページや窓口で確認しましょう。

制度名が分からない場合は、生活の状況から相談できます。厚生労働省「生活困窮者自立支援制度」では、仕事、住まい、家計の立て直しなどの支援を案内しています。地域の相談窓口では、支援員が必要な支援を一緒に考え、具体的な支援プランを作るとされています。

窓口では、1つの制度名だけを伝えるより、困りごとをまとめて話す方が状況を伝えやすくなります。

たとえば、次のように伝えます。

退職して収入が減りました。家賃と国民年金保険料の支払いが難しい状態です。使える制度と、ほかの相談先を教えてください。

1つの制度が対象外でも、別の給付、減免、猶予、相談支援を利用できる場合があります。「一緒に使える制度はありますか」「対象外の場合、次はどこへ相談すればよいですか」と聞いてみましょう。

候補制度を比べる確認票

候補が見つかったら、次の確認票をコピーして使ってください。スマートフォンのメモ帳でも構いません。

項目候補A候補B候補C
制度名
公式ページ
支援内容
個人・世帯のどちらが対象か
年齢・居住地・仕事の条件
所得・資産の条件
対象となる費用・期間
申請期限
申請先・問い合わせ先
窓口・郵送・オンライン
必要書類
ほかの制度との併用
ページの更新日
自分が確認した日

確認票は、次の順番で埋めます。

  1. 公式ページのURLと制度名を記録します。
  2. 対象者、所得、資産の条件を書きます。
  3. 申請期限と申請先を先に確定します。
  4. 必要書類を制度ごとに書き分けます。
  5. 空欄を窓口へ質問します。
  6. 提出直前に更新日と受付状況を再確認します。

問い合わせた日時、担当窓口、回答の要点も残すと、家族と情報を共有しやすくなります。ただし、担当者の個人名を公開したり、相談内容をSNSへ載せたりする必要はありません。

よくある質問

マイナポータルで出てこない制度は利用できないのですか?

いいえ。検索結果だけで制度の有無を決めないでください。

マイナポータルで対象となる手続は自治体により異なります。自治体の公式サイト内検索も使い、分からないときは担当窓口へ確認しましょう。

申請はすべてオンラインで完結しますか?

一律ではありません。オンライン申請に対応するかどうかは、自治体や手続によって異なります。

マイナポータルや自治体サイトの手続詳細で、提出方法を確認してください。窓口や郵送だけの手続も想定して、期限に余裕を持って調べましょう。

どんな必要書類を先に用意すればよいですか?

必要書類は制度ごとに異なります。候補が決まる前に、すべてを集める必要はありません。

住居確保給付金では、本人確認、世帯収入、預貯金、離職や就労機会の減少を確認する資料などが例示されています。ただし、ほかの制度の共通書類ではありません。候補制度の公式案内を優先してください。

国民年金保険料を払うのが難しいときは、未納のままでよいですか?

未納のままにせず、免除や納付猶予の対象になるか確認しましょう。

免除と猶予では、対象や将来の年金額への反映が異なります。申請できる過去の期間にも限りがあります。2026-07-27時点の公式案内を確認し、年金事務所や市区町村の窓口へ相談してください。

制度名が分からなくても相談できますか?

相談できます。制度名を当てることより、生活の状況を具体的に伝えることが大切です。

「収入が減った」「家賃と保険料が難しい」「子育てと介護が重なった」のように、複数の困りごとを伝えましょう。生活困窮者自立支援制度の地域窓口では、状況に応じた支援を一緒に考えると案内されています。

公式一次情報

確認日: 2026-07-27

まとめ

給付金や支援制度は、制度名より先に「何に困っているか」を整理すると探しやすくなります。現金給付だけでなく、助成、減免、免除、猶予、相談支援まで候補を広げましょう。

今日やることは、次の3つです。

  • 家計や家族の変化を1行で書き、困りごとを分野ごとに分ける
  • 自治体の公式サイトとマイナポータルの両方で候補を探す
  • 候補の期限、必要書類、申請先を公式情報で確認し、確認票へ記録する

制度は、地域、時期、世帯の状況で変わります。この記事だけで受給可否を決めず、提出直前にも公式ページまたは担当窓口で最新情報を確認してください。